着物・着物生地の洋服を保管する上での注意
必ずお読みください

高熱アイロン及び蒸気アイロンは金鈬箔を痛めますので使用しないでください。
クリーニングに出されるときは「着物生地であること」をお店の方に必ずお伝えください。
最近の新建材などで作られたクローゼットは湿気多いのでよく注意してください。
春と秋の2回、湿気の少なくよく晴れた日に「かげ干し」にして、よく風にあててください。
脱いだ後はハンガーに掛け、半日から1日の間、風を通されることをおすすめいたします。
防虫剤等が直接触れないようにご注意ください。

万が一、シミ等が付いた場合、着物専門のシミ落とし等の「直し屋」にお問い合わせください。
もしくは、当店までご相談ください。

その他、ご不明な点やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

□ 生地の特性
綿モデル アロハシャツ

綿は洗濯などが簡単でとても取り扱いがしやすい生地です。
吸水性も良く夏場など汗を欲かく時期に重宝します。
綿花がとれる繊維で産地は世界中に広く分布しています。
エジプト綿、ペルー綿に代表される希少品より、アメリカ綿、中国綿のような大衆的なものまでかなりの種類があります。
繊維の先端が丸みをおびており、柔らかく肌触りが良く、吸湿性にも優れ、さらりとした着心地がえられます。
繊維の1本1本は、押しつぶしたマカロニのように扁平に近い管状であり、中空部に空気を含んでいます。
一般にはレーヨンのモデルが人気ですがシワがつきやすい面もありますが当店では最もアロハシャツに適した素材ではないかと考えます。
ゆかたアロハも大部分が綿の素材となります。

ポリエステル アロハシャツ
最近多くなってきたのが、ポリエステルのゆかた地です、シャリシャリと肌触りが良く麻のような風合いを演出しております。ブランドメーカーも少しづつバリエーションの拡大をはかり、今年の新柄にもポリエステルシリーズが発表されております。
化学繊維の中ではいちばん多量に生産されており、非常に強い繊維で水に濡れても縮みの心配はありません。
摩擦や日光にも強く、シワになりにくい特性があります。
反面、吸水性にとぼしく、アロハシャツとして着られると風も通しにくいため多少暑さを感じられるかもしれません。また、多少の静電気も発生します。しかし、この丈夫さは、大きな魅力であることに変わりはありません。
シルク(正絹)モデル アロハシャツ
古代ヨーロッパでは「細かく美しい絹は、金にも値する」と言われ、絹は金と取り引きされていました。
絹には蚕が作ったタンパク繊維で、生物生産では唯一の天然繊維です。
軽くしなやかで、適度なコシと張りがあります。
吸湿・放湿・吸水性・放水性。保湿性など、特に優れています。
また以上に対して天然素材であるからこその実用上の欠点もあります。
生地のスレやすさ、汚れやすさ、変色のしやすさや、洗濯時の気むずかしさなど管理の面でも手間がかかるのがシルクです。
しかし、ほとんどの問題は、湿気対策や、クリーニング・手洗いで防げるものですから、湿気に対する十分な配慮(陰干しなど)励行をおすすめします。
また、カシミヤよりも肌当たりが優しく、染色時の発色の美しさは、これらの問題を払拭するようなものです。
風合いも、織物によりコシ(反撥力)ふくらみ(ちりめんなどに見られるあたたかみのある厚み感)など様々なタイプが存在します。
シルクの着物アロハは逸品アロハとして一着はおすすめしたくなる商品といえます。

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